二階俊樹氏を語る上で欠かせないのが、父・二階俊博氏の政策秘書として長年永田町の最前線に立ったキャリアだ。自民党幹事長として歴代最長在任記録を打ち立て、志帥会を率いた「政治の師」の傍らで、彼は国土強靱化政策の取りまとめや地方陳情の裁きなど、泥臭い政治実務のすべてを体得した。
党内のベテラン議員は語る。「俊樹氏は父譲りの目配りと、泥臭い人間関係の構築に長けている。志帥会という派閥が解体に向かった後も、旧派閥のネットワークを草の根で維持しているのは彼の力も大きい」。衆議院議員としてのバッジを胸に付けること以上に、党と地方を結ぶ太いパイプの維持こそが、彼の真の政治的資産と言える。