岡倉大吉と節子の5人の娘たちが直面する悩みは、令和の生き方改革や多様性の議論と不思議なほど合致する。家業を継ぐべきか自分の道を歩むべきか、キャリアと子育ての立ちはだかる壁、さらには老後資金と介護の問題まで、ドラマが描いた課題は現在進行形で私たちが直面しているリアリティそのものだ。
「家族だからわかり合える」という甘い幻想を徹底的に打ち砕き、「家族だからこそ泥沼の争いが生じる」という現実を直視させる脚本の刃。SNS上では「親と同居するか別居するかで悩んでいたが、30年前のこのドラマに答えがあった」「言葉はきついが、登場人物それぞれに筋の通った正義がある」といった考察バトルが連日繰り広げられている。