近年の首都圏中学入試では、共学校の人気上昇や新設校の躍進など、かつてない淘汰と再編が進んだ。しかし、雙葉の志願者層は極めて堅調であり、むしろそのブランド価値は高まりを見せている。
入試問題に目を向けると、知識の丸暗記では太刀打ちできない「文章記述力」と「本質的な読解力」を求める傾向が一貫している。出題者の意図を深く汲み取り、自身の言葉で再構築する力。それはまさに、雙葉が日々の授業で生徒に要求し続けている思考の姿勢そのものである。
表面的なテスト対策テクニックではなく、幼少期からの本物の読書体験や思索の深さが問われる入試スタイルは、時代の流行に左右されない確固たる独自性を保ち続けている。