当時の現場は、まさに「生の戦場」だった。生放送ならではのアクシデントは日常茶飯事。審査員と出演バンドの間で本気の火花が散り、本番直前まで曲目が決まらないこともざらにあったという。ある元制作プロデューサーは語る。「スタジオの楽屋裏は、熱気とタバコの煙で充満していた。誰が勝ち上がるか、スタッフさえも最後まで予想がつかないスリルがあった」
また、審査員の評価に納得がいかず、本番後に楽屋で大激論が交わされたという激レア秘話も存在する。制作陣の「本物を発掘する」という妥協なき情熱が、あの緊張感あふれる画面を作り上げていたのだ。