キョロちゃんという不条理で愛くるしい存在に命を吹き込んだ声優、伊東みやこ氏の功績も計り知れない。「クエッ」という一言や独特の間を持つセリフ回しは、過剰な説明を排した劇中の世界観に見事にはまり込んでいた。脇を固めるキャスト陣も圧倒的な演技力で個性の強い住民たちを演じきり、独特の劇中空間を完成させた。
テレビ東京系で夕方枠に放送された当時、その斬新な内容は視聴者に大きな衝撃を与えた。学校から帰ってきた子どもたちが画面に見入り、同時に親世代もその異質な面白さに手を止める。放映が進むにつれてコアなファン層を獲得し、視聴率やグッズ展開という枠組みを超えたカルト的な評価を確立していった。