「言葉の強さ」を使って社会の不条理を告発する手法は、SNS時代において強烈な即効性を発揮する。しかし同時に、度を越した過激なレトリックは本来解決すべき論点を霞ませ、関係のない第三者や協賛企業にまで思わぬ被害を及ぼす刃ともなり得る。「保育園落ちた」という切痛な訴えがもたらした政策推進の功績と、言葉の暴走が引き起こした無用な摩擦は、いまなお教訓として残り続けている。
情報が瞬時に拡散し過熱しやすい現代において、マスメディアや表彰事業が果たすべき社会的責任とは何か。そして、感情的な言葉に過剰に煽られることなく、その背後にある真の社会課題を見極めるリテラシーが、私たち一人ひとりに問われている。 (出典: ユーキャン 死ね(Yahoo!ニュース))