健やかな体型と心を取り戻した小阪由佳が選んだのは、単なる芸能界への復帰ではなかった。自らの苦痛に満ちた経験を無駄にしないため、彼女は美容業界やメンタルケアの分野へと足を踏み出す。過度な体型プレッシャーやダイエットに悩む女性たちをサポートする事業の立ち上げや、心理カウンセラーとしての活動を本格化させたのだ。
「見た目を変えるだけでなく、心を救う」。自らが激しい体重増加と社会的バッシング、そしてそこからの生還を経験したからこそ発せられる言葉には、深い説得力が宿っていた。彼女のもとには、同じように摂食障害や体型のコンプレックスに苦しむ人々が全国から相談に訪れるようになった。