かつてこの地は「弥勒寺」を抱え、神と仏が混ざり合う「神仏習合」の日本最前線だった。仏教の冷徹な因果応報の教理と、土着の原始的な神祇信仰が激しく火花を散らし、融合した場所。だからこそ、この神社が放つ波動は、甘やかな癒やしなど最初から用意していない。
神道において「神」とは、慈愛に満ちた隣人ではない。時に天変地異を起こし、疫病を流行らせ、理不尽に命を奪う荒ぶる自然そのものだ。「怖い」という感覚は、人間が超越的な存在の前に立ったときに発動する、最も純度の高い防衛本能であり、敬意の原型にほかならない。宇佐神宮の張り詰めた闇に触れて戦慄するとき、私たちは自らの小ささを思い知らされ、同時に魂の輪郭を削り出されるような、鋭利な浄化を体験することになるのだ。 (出典: 宇佐 神宮 怖い(Yahoo!ニュース))
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