華々しい数字が踊る一方で、ライブ配信業界は大きな曲がり角にも差し掛かっている。まず無視できないのが、プラットフォーム側であるGoogle LLCと所属事務所に差し引かれる手数料の存在だ。スパチャの総額から実際に配信者の手元に残るのは、約半分から6割程度と言われている。さらにそこから税金が引かれるため、見た目ほどの利益がそのまま懐に入るわけではない。
また、一部の熱狂的な視聴者による生活費を削った過度な投げ銭や、スパチャの金額によるファンのマウント合戦といった健全性を損なう問題も表面化している。依存性の高さに対する社会的視線が厳しさを増す中、配信者側もスパチャ依存からの脱却を図り、メンバーシップ登録やオリジナルグッズ販売、外部企業とのタイアップ広告など、収益構造の多角化を急速に進めている。