櫻井翔が持つ最大の武器は、硬軟の振れ幅が極めて大きい点にあります。月曜の夜に『news zero』のデスクに座る彼は、国内外の政治経済や社会情勢に鋭く切り込み、時に現場へ足を運んで当事者の声に真摯に耳を傾けるジャーナリストの顔を見せます。スーツを端正に着こなし、落ち着いたトーンで原稿を読み上げる姿からは、知性と品格が滲み出ています。
しかし、一転してバラエティの現場に立てば、そのスマートさを自ら脱ぎ捨てて笑いに全力投球します。この知性とユーモアの激しいコントラストこそが、ファンの心を掴んで離さない「ギャップの魅力」です。単なる二面性にとどまらず、どちらの現場でも100パーセントの熱量で向き合うからこそ、見る者に不快感を与えず、むしろ親しみやすさと好感度を劇的に高めています。