万事屋が拠点を置く「かぶき町」は、独特の生態系と独自の勢力バランスによって保たれている。その頂点に君臨するのが「かぶき町四天王」だ。女帝お登勢、お登勢の店に居座る元泥棒キャサリンやタマ、そして極道勢力や華やかなくノ一・猿飛あやめ、吉原桃源郷の月詠まで、多種多様なキャラクターが入り乱れる。
一見するとカオス極まりない街のネットワークだが、ここには「弱者を絶対に見捨てない」という暗黙の仁義が存在する。大家のお登勢と銀時の間にある、亡き夫の墓前で交わされた過去の約束。吉原の闇を打ち破るために立ち上がった万事屋と真選組、そして町住民の連帯。かぶき町という街そのものが、一つの巨大な家族として機能している構図は、物語が進むにつれて大きな感動を呼ぶ。