伊野尾慧が明治大学に入学したルートは、一般公募制のAO入試(総合型選抜)でした。芸能人枠のような特別な推薦制度ではなく、書類審査、小論文、面接、プレゼンテーションなど複数の選考段階を経て合否が決まる難関枠です。
なぜ多忙を極めるトップアイドルでありながら、文系学部ではなく課題の過酷な建築学科を選んだのか。その決定的な理由は、彼自身の芸能活動にありました。伊野尾慧は志望動機について「ジャニーズのコンサートで使われるステージ構成や空間演出、巨大なセットの仕組みを理論的に学び、将来のエンターテインメント制作に還元したい」と熱弁を振るいました。
単なる憧れにとどまらず、「自分がステージに立つ当事者であるからこそ見える空間の可能性」を論理的に言語化したプレゼンは、面接官を務めた教授陣からも高く評価されました。自身の立ち位置を最大の武器に変えた志望動機と、日頃から培っていた理数系の学力が、倍率の高いAO入試突破を引き寄せたのです。