伊勢湾岸道は、名港トリトンをはじめとする巨大な橋梁群が連続する全国有数の高架・海上ルートだ。見晴らしの良さとは裏腹に、伊勢湾から吹き付ける激しい横風はハンドルを奪う最大の脅威となる。特に高所を走る大型箱車やトレーラーは、強風による横転や横滑りのリスクに常時晒されている。
加えて、追越車線での急な車線変更や車間距離の不保持が、高速域での多重追突事故を誘発する一因だ。一度追突が起きれば、後続車が逃げ場を失い被害が連鎖拡大する。橋梁部やトンネル坑口付近は特に制動距離が伸びやすく、雨天や視界不良時には瞬時の判断遅れが甚大な衝突事故へと直結してしまう。