愛犬がぶどうを口にしたと分かった瞬間、パニックを起こして自宅で無理やり吐かせようとする飼い主がいる。塩水を飲ませる、喉に指を突っ込むといった処置は、誤飲性肺炎や食道穿孔、急激な高ナトリウム血症を引き起こし、かえって命を落とす危険性が高い。素人判断の応急処置は絶対に行ってはならない。
最優先すべき行動は、直ちに信頼できる動物病院へ連絡し、「いつ・どの種類のぶどうを・どれくらいの量食べたか」を正確に伝えることだ。病院では点滴による急速輸液療法や活性炭の投与、薬剤による安全な催吐処置が行われる。摂取から2時間以内に適切な治療を開始できるかが、命を救う最大の分岐点となる。