敷地面積約13ヘクタールを誇る広大な園内には、撮影目的や過ごし方に応じた複数のビューポイントが点在しています。シャッターを切る角度や時間帯によって写真の仕上がりが劇的に変化するため、事前のロケーション把握が欠かせません。
真っ先に訪れたいのが、園内東側に位置するパノラマ展望台と梅園周辺です。ここは「梅の枝越しにそびえ立つ富士山」という構図を最も美しく切り取れる定番の写真撮影スポットとなっています。撮影時のポイントは、太陽高度が低く富士山に対して順光となる午前8時〜10時頃を狙うことです。午後になると逆光気味になり、富士山周辺に雲が湧きやすくなるため、クリアな輪郭を収めるには早朝の到着が強く推奨されます。
また、芝生が広がるピクニック広場や花木園周辺は、低アングルから桜と青空、そして富士山の冠雪を一枚のフレームに収めるのに最適です。ベンチやシートを広げてくつろぎながら、穏やかな春の陽光を感じられる憩いのエリアとなっています。
日没後は雰囲気が一変します。展望デッキからは富士市街や駿河湾、遠く伊豆半島へと広がるパノラマ夜景が眼下に広がり、日本夜景遺産にも匹敵する輝きを放ちます。まつり期間中の特定日に実施される夜景ライトアップでは、幻想的に照らし出された夜桜と街明かりのコントラストが、訪れる人々に昼間とは異なる感動を与えています。