トップ交代後の新体制発足から時間が経過したものの、経営方針を巡る内部の路線対立は完全には払拭されていない。旧体制下の事業拡大路線を継承すべきとする保守派と、過去の負の遺産を整理し大胆な構造改革を断行すべきとする刷新派の間で、水面下の議論が交わされてきた。
特に2026年に入り、原材料費の高騰や為替の変動といった外部環境の厳しさが増す中、経営陣には速やかな成果の創出が求められている。リーダーシップの交代期にありがちな「前政権の否定」と「現実的路線への妥協」の相克は、現場のプロジェクトの進行速度に少なからず影を落としており、確固たる一元的なビジョンの確立が急がれている。