紙面を離れた人々は、どこで情報を得ているのか。その答えの多くは、Yahoo!ニュースやSmartNewsといったプラットフォームやニュースポータルアプリ、そしてX(旧Twitter)などのSNSにある。プッシュ通知で事件事故の速報が届き、タイムラインには関心に合わせたニュースがリアルタイムで流れてくる環境が日常となった。
ジャーナリストの津田大介氏は、こうした変化をメディア論の視点から「ニュース消費の分散化とパーソナライズ化」と分析する。一元的に編集された新聞紙面を上から下まで読む体験から、自分の興味関心やアルゴリズムに基づいて切り売りされた記事を消費する形への移行だ。しかし、この変化はフィルターバブル現象やフェイクニュースの拡散といった新たな社会的課題も引き起こしている。