「黄みがかった肌だからイエベ」「色白だからブルベ」。そう信じ切っていた人々に、最新の研究データは衝撃を与えている。皮膚表面の赤みや黄みは、体調や角層の水分量、血流のわずかな変化で容易に変化するからだ。自己診断の多くが、表面的なトーンにとらわれた誤解である可能性が浮き彫りになってきた。
高精度カメラと角層透過光を用いた最新のメラニン分析によれば、日本人の肌内部におけるユーメラニン(黒〜褐色)とフェオメラニン(黄〜赤色)の比率は、外見上の印象とは必ずしも一致しない。自己判定で「イエベ」と信じていた人が、実際には血管透過性の高い「ブルベ」特有の光散乱特性を持っていたケースも珍しくない。表層の色にとらわれる限界を超え、細胞の深層に踏み込んだ真のパーソナルカラー把握が今、求められている。