6人体制となり時間を重ねたことで、グループとしてのボーカルワークはかつてないほどの深みと豊かな陰影を獲得していた。かつてのメインボーカル依存から脱却し、各メンバーの音域や声質の個性を最大限に生かした多層的なハーモニーが、ドームの広大な空間を完璧に支配する。
アップテンポなナンバーで見せるアグレッシブなマイクパフォーマンスはもちろん、中盤のバラードブロックで見せた繊細な感情表現には目を見張るものがあった。それぞれのソロパートからサビへの昂揚感、そして視線を交わしながら絶妙な間合いで重なるボーカルライン。激しいダンスをこなしながらも一切ブレない歌唱力は、個々が徹底してボーカルレッスンと表現力のブラッシュアップを重ねてきた努力の賜物と言える。