こうした予言めいた言説に対し、防災機関や地震学者たちは一貫して警鐘を鳴らし続けています。
気象庁の公式見解として明示されている通り、現在の地震学においては、「何月何日の何時に、どこで、どの規模の地震が起きるか」を前もって特定する科学的技術は存在しません。地震予知に関する研究は世界中で続けられているものの、地下深くの岩盤破壊のタイミングを分・時間・日単位で正確に捉えることは現代の科学技術では不可能です。
気象庁が発表する「南海トラフ地震臨時情報」も、地震の発生を予知・予測するものではなく、「大規模地震の発生可能性が普段に比べて相対的に高まっている」ことを統計的・観測事実に基づいて知らせ、事前の備えを再確認してもらうための制度です。したがって、「8月14日に地震が起きる」と日時を明言している情報は、その形式だけで例外なく科学的根拠を欠くデマであると判断できます。