一面の青をレンズに収める際、写真の仕上がりを左右するのは何よりも「光の角度」だ。絶景ロケーション撮影に挑む写真家たちが口を揃えて推奨するのは、開園直後の早朝8時30分から10時までの時間帯である。
朝の澄み切った順光は、ネモフィラの薄青色と空の青さを美しく分離させ、色彩に深い奥行きを与える。一方で、夕刻の16時以降は黄金色の太陽光が斜めから差し込み、青と金のコントラストが幻想的な雰囲気を醸し出す。真昼の強い直射日光下では色が飛んでしまいやすいため、ドラマチックな1枚を狙うなら朝一番か夕暮れ時の一瞬を狙い撃つのが正解だ。