千葉真一の私生活を語る上で欠かせないのが、彼が人生を捧げたアクションへの狂気的な情熱だ。東映の若手スター時代から吹き替えなしのスタントにこだわり続けた彼は、自らジャパン・アクション・クラブ(JAC)を創設。志穂美悦子や真田広之をはじめとする後進の育成に力を注いだ。
その妥協なきアクション哲学は海外のクリエイターをも虜にした。クエンティン・タランティーノ監督からの熱烈なオファーによって出演した映画『キル・ビル』では、刀鍛冶の服部半蔵役を怪演。世界の映画ファンを狂喜させた。彼が追い求めた理想のアクション映画の姿は、妻たちの支えと理解があったからこそ、途切れることなく燃え続けたのだ。