パッケージメディアが中心だった時代から、プラットフォーム主導のストリーミング全盛期へ。彼女の活躍期は、コンテンツ流通の歴史的な転換期と正確に重なっている。DMMグループが牽引するFANZAをはじめとする巨大プラットフォームの台頭は、彼女の作品を日本国内にとどまらず、アジアをはじめとする世界中のファンへと瞬く間に届けた。
SODクリエイトという名門レーベルで培われた緻密な演出力と、デジタル配信の爆発的な拡散力。このふたつが掛け合わさることで、松本ななみというブランドは強固なものとなった。物理的なディスクからデータ配信へと形を変えても、彼女の作品が持つ求心力は一切損なわれることがなかったのである。