やしきたかじん氏といえば、関西テレビ界において絶対的な影響力を持つ大御所だった。鋭い切り口と本音トークで視聴者を魅了し、彼の発言一つで番組の風向きが変わるほどのパワーを持っていた。そんな彼が食道がんを公表し、休養生活に入ったのは人生の晩年である。その病床で彼を献身的に支えたのが、後に妻となる家鋪さくら氏だった。
二人の出会いはインターネットを通じたプライベートなやり取りがきっかけだったとされる。病魔に侵され、肉体的にも精神的にも追い詰められていた大タレントにとって、彼女の存在が大きな救いとなったことは疑いようもない。急転直下の入籍、そして密室での看取り。世間は当初、死の直前に結ばれた二人の絆を「究極の愛」として温かく見守っていた。