うんこ翻訳に関して最も多い誤解は、「開発者が意図的に面白い翻訳を仕込んでいる」という説である。しかし、複数の翻訳アプリ開発者への取材によれば、これは完全に誤りだ。開発チームは「ユーザーの楽しみ方を否定しないが、私たちはあくまで正確な翻訳を目指している。下品な言葉が面白く訳されるのは、学習データの統計的な偏りの結果であり、意図的な仕様ではない」と口を揃える。
もう一つの盲点は、「うんこ翻訳は日本語にしか存在しない」という誤解だ。実際には、英語圏でも「shit translation」や「poop translator」といった類似の遊びが存在し、中国語圏では「大便翻訳」として親しまれている。つまり、うんこ翻訳は日本固有の現象ではなく、機械翻訳が普及した社会に共通する文化的副産物なのである。
さらに、うんこ翻訳の元ネタとして「特定のアプリが開発した」という説も流布しているが、これは誤りだ。元ネタはあくまでユーザー間の自然発生的な投稿であり、特定の開発者が関与したという証拠は確認されていない。