一口に「骨が刺さった」と言っても、痛みの感じ方には個人差があります。うなぎの骨が刺さって唾を飲むと痛い時は、飲み込む動作に伴って筋肉が動き、刺さった骨が神経を刺激しているサインです。この状態は骨がまだしっかりと組織に留まっている可能性が高く、自然脱落を待つのは得策ではありません。
一方で、うなぎの骨が刺さっても痛くないケースや、軽いチクチク感・異物感程度にとどまるケースもあります。こうした状態を見て「うなぎの骨が刺さった状態は自然に治るのか」と疑問を持つ声も多く聞かれます。うなぎの骨は非常に細いため、唾液の消化酵素や新陳代謝によって自然に抜け落ちたり溶けたりすることはゼロではありません。
しかし、「痛みが引いた=治った」とは限らない点に注意が必要です。実は骨自体はすでに抜けて胃へ流れたものの、喉の粘膜に残った傷(擦過傷)が原因でうなぎの骨による喉の違和感だけが残っているパターンも頻繁に見られます。傷だけであれば数日で違和感は消えますが、異物感が2日以上続く、あるいは痛みが強くなってくる場合は、依然として骨が埋没している疑いがあります。