この潮流は、日本のドメスティックブランドのクリエイションにも劇的な変化をもたらしている。かつてのアメカジ復刻とは一線を画し、現代的なシルエットと最高峰の国産生地を融合させた「ニュー・ウェストコースト」とでも呼ぶべき新ジャンルが台頭してきた。
身幅は極端に広く、丈は短め。肩の力が抜けた落ち感のあるドロップショルダー。生地にはあえて微細なダメージ加工やサンフェード(日光による退色)加工を施し、買った瞬間から何年も着込まれたような表情を持たせる。無駄な装飾を削ぎ落としつつも、着用した時の空気感だけで「カリフォルニア」を演出する高い技術力に、海外からのバイヤーも熱い視線を注いでいる。