築40年を超える団地や住宅街が集積するニュータウンエリアの再生も、大きなトピックだ。全国の自治体が空き家問題に頭を悩ませる中、北区では老朽化した住宅ストックを「格安で自由度の高いキャンバス」と捉え直す逆転の発想が広がっている。
DIYによるリノベーションを全面的に支援するプラットフォームや、空き店舗を活用したリバースラボの設立により、若い世代のアトリエやDIY工房、マイクロブローワリーが点在するようになった。均一化された美しい住宅地から、住み手が個性を削り出す実験場へ。かつて計画的に作られた街が、半世紀の時を経て「人間味のある不均一さ」を獲得し始めている。