住宅の玄関や洗面所に設置されている分電盤には、主に3種類のスイッチが並んでいる。契約アンペア数を超える電力を使用した際に作動するアンペアブレーカー、回路のどこかで電気が漏れていることを検知して電気を止める漏電遮断器、そして各部屋のコンセントや照明に枝分かれして電力を供給する安全遮断器だ。
これらが果たす役割はそれぞれ異なる。電気の使用過多であればアンペアブレーカーが落ちるだけだが、漏電遮断器が作動した場合は建物内の配線や家電製品に絶縁不良が発生しているサインとなる。原因を特定せずにスイッチを力任せに押し上げても、再び即座に跳ね返されるか、最悪の場合は感電事故につながるため、構造を理解した慎重な対応が不可欠だ。