「固定概念」は誤用だった?文化庁の指針が明かす固定観念の真実

「固定概念」は誤用だった?文化庁の指針が明かす固定観念の真実

「固定概念」は誤用だった?文化庁の指針が明かす固定観念の真実とは一体何なのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

言語学の観点から分析すると、本来日本語として正統な表記とされてきたのは「固定観念」である。日本を代表する国語辞典である『広辞苑』をはじめ、主要な辞書の多くは「心の中に固くついていて、外部からの刺激によっても変化しにくい考え」を固定観念と定義している。一方で、「固定概念」という言葉は、本来「既成概念」や「固定観念」が誤って混ざり合うことで生まれた混同語・造語というのが従来の一般的な見解だった。

文化庁が発表する指針や国語に関する意識調査の文脈においても、伝統的な公文書やフォーマルな場では「固定観念」を使用することが推奨されている。もっとも、近年では「固定概念」という表記も若年層を中心に広く流通しており、社会的な認知を得つつあるのが現状だ。しかし、ビジネスや論文といった厳密さが求められるコミュニケーションにおいては、「固定観念」と書く方が無用な誤解を防ぎ、自らの発信に対する信頼性を高めることにつながる。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。