『ロンドンハーツ』での発表は、単なる芸能人の結婚報告の域を超えていた。企画の立案から放送に至るまで極秘裏に進められ、所属事務所である吉本興業をも巻き込んだビッグプロジェクトとなったからだ。
生放送中、相方の田村亮をはじめとする出演者たちも直前まで真相を知らされておらず、スタジオは激しい驚きと祝福の渦に包まれた。コンビであるロンドンブーツ1号2号の歴史にとっても、まさに転換点となる出来事だったと言える。
香那さんの実家を訪れて結婚の許しを得るドキュメンタリー映像では、彼女の父親が提示した「娘をよろしくお願いします」という温かくも重みのある言葉が語られ、多くの視聴者の涙を誘った。破天荒な芸風で知られた彼が、一人の男として真摯に頭を下げる姿は、これまでのイメージを大きく覆す瞬間であった。