長年実家に置かれたままのピアノや、誰も弾かなくなったアップライトピアノは、2026年の現時点で一体いくらの値がつくのだろうか。結論から言えば、現在の楽器買取業界において、日本製の中古ピアノは空前の高値圏を維持している。
ヤマハ(YAMAHA)やカワイ(KAWAI)といった国内主要メーカーのアップライトピアノであれば、製造年が30〜40年前のものであっても、状態やモデルによって5万円から25万円前後の買取査定が提示されるケースが珍しくない。グランドピアノとなれば、50万円から100万円を超える高額査定が飛び交うこともある。
少しでも高く買い取ってもらうための秘訣は明確だ。外装の埃を軽く拭き取るのはもちろんだが、何より重要なのは「調律記録簿(カルテ)」の有無と、設置場所の湿度環境である。内部のハンマーや弦に重度のカビや錆が発生していない場合、査定額は跳ね上がる。たとえ鍵盤の音が一部出ない状態であっても、専門の修復技術を持つ企業にとっては大きな問題とならないため、自己判断で処分せず一度査定に出すのが鉄則だ。