インターネットはかつて、世界を一つにする道具とされた。しかし実際には、エコーチェンバー現象と分断を生み出した。そんな中、救いとなっているのが「超ニッチな趣味」を介した緩やかな繋がりだ。例えば、「全国の古い配電盤の写真を愛でる会」や「特定の雑草の成長を見守るチャットグループ」などが、静かな盛り上がりを見せている。
ここには、社会的地位も、年齢も、性別も関係ない。ただ「それが好き」という一点のみで結ばれた関係は、驚くほどフラットで温かい。孤独問題が深刻化する2026年の社会において、こうした微細なコミュニティは、個人の精神的なセーフティネットとして機能し始めている。