具体的な都市改革の実験場となっているのが、神戸沖に浮かぶ人工島「ポートアイランド」だ。高度経済成長期の都市開発を象徴するこのエリアが今、未来型のサステナブルゾーンへと劇的な変貌を遂げようとしている。
ここで重要な役割を果たしているのが、過度な都市拡散を抑え、生活機能を集約させる「コンパクトシティ政策」だ。ポートランドが全米に先駆けて成功させた都市成長境界線(UGB)の知見を導入し、ポートアイランド内の交通動線や公共空間を全面的に再設計。これにより、都市開発・まちづくり産業に携わる地元企業やスタートアップが続々と参入し、官民連携による新たな経済エコシステムが立ち上がり始めている。