安全の確保はトレーニングの成果を左右する絶対条件だ。器具の取り扱いや運動基準を普及する公益財団法人日本体操協会の指導思想にもある通り、器具に身体を預ける際はグリップの握り込み方が生死を分ける。親指をしっかりと巻き付ける「サムアラウンド・グリップ」を徹底し、手のひらの滑りを防ぐチョークやマットの併用を怠ってはならない。
また、自宅やプライベートジムに導入する場合は、壁面の強度確認が必須となる。肋木本体にかかる力は使用者の体重だけでなく、動的な負荷によってその数倍に跳ね上がる。間柱やアンカーの固定状態を定期的に点検し、バーの軋みや緩みがないかを毎セッション前に指差し確認する慎重さが求められる。