「正直、いつか問題を起こすのではないかと心配していた」――そう語るのは、当人が出演する主要報道番組の現場スタッフだ。関係者からの独占取材によって、事故の背景にある過密すぎる勤務実態が浮かび上がってきた。早朝の情報番組から深夜の生放送までカバーし、連日睡眠時間が3時間程度という極限状態が続いていたという。
直前のスタジオ収録でも、集中力を欠いたような場面が幾度か見受けられていた。長時間の精神的緊張と過労が重なり、瞬間的な判断力低下を招いた可能性は極めて高い。もちろん、いかなる理由があろうともハンドルを握る以上は安全運転の責任が伴う。しかし、制作現場の無理なシフト編成が事故の引き金になった側面も否めない。