北九州市小倉南区の海岸線に広がる曽根干潟は、周防灘の最奥部に位置する広大な砂泥干潟です。かつて全国各地で干拓や埋め立てが進む中、奇跡的にまとまった形で残されたこの干潟は、瀬戸内海エリアで最大規模の約517ヘクタールを誇り、環境省の「日本の重要湿地500」や「重要里地里山」にも選定されています。
この貴重な自然を市民や観光客が安全に親しみ、学べる場として整備されたのが曽根干潟観察公園です。園内には干潟を一望できる展望スペースや遊歩道が配されており、視界を遮るもののないパノラマビューが広がります。遠くには北九州空港へと続く連絡橋を望み、都市のインフラと手つかずの自然が共存する独特の景観は、思わず息をのむほどのスケール感を放っています。