手元のスマートフォンを開けば、情報の奔流が押し寄せる。気象庁が提供する公的な数値予報は、国土全体の安全性を見据えた確実性が持ち味だ。一方で、一般財団法人日本気象協会が手掛ける「tenki.jp」は、季節指数のきめ細やかさで日々の生活リズムに寄り添う。
対するウェザーニュース(株式会社ウェザーニューズ)は、数万人規模の市民サポーターから送られる「雨が降り始めた」「空が暗くなった」というリアルタイムリポートと独自レーダーを融合させ、秒単位の超局地予報を叩き出す。さらに「Yahoo!天気・災害」は、雨雲の接近をプッシュ通知で容赦なく告げる。どの天気予報を信じるべきか。プロの視線から言えば、単一のアプリに依存すること自体がリスクであり、予測モデルの差異を見比べるリテラシーこそが求められている。