タイムラインを流れるセンセーショナルな見出し。しかし、実像に迫ればそこにいるのは記者の想像を遥かに超える超一級のプロフェッショナルたちだ。今回、当誌が取材を進める中で浮き彫りになったのは、彼女たちが背負うあまりにも過酷な日常と、華やかな表舞台のギャップである。
経済政策の立案や巨大な法案の条文作成を担当する主要省庁。とりわけ国家の金庫番である財務省や、日本の産業構造転換を担う経済産業省には、新進気鋭の若手・中堅女性官僚が多数在籍している。深夜3時のオフィスでレッドブルを手に法律の解釈を巡って激論を交わし、翌朝には閣議決定の書類を揃える。SNSで「完璧すぎる」と評される彼女たちの素顔は、極限状態のプレッシャーと戦い続ける地道な行政官そのものだ。
メディアが消費する「ビジュアル」の裏側には、緻密なデータ分析と泥臭い泥沼の調整作業がある。半導体戦略やGX(グリーン・トランスフォーメーション)推進の現場で実務を取り仕切る彼女たちの政策実績こそが、本来評価されるべき真価と言えるだろう。