ネットの片隅で生まれた表現は、巨大コミュニティの熱量によって急速に枝葉を伸ばした。当初は2ちゃんねる用語としてコアな野球ファンの間でひっそりと使われていたが、電子掲示板の「なんでも実況J」(通称・なんJ)へ移転すると爆発的な伝播を起こす。試合実況の枠組みを飛び越え、日常のあらゆる失敗談を報告するスレッドへとなだれ込んでいった。
掲示板のプラットフォームが5ちゃんねるへと進化を遂げた後も、その拡大スピードは加速する一方だった。限られたユーザー層のネットスラングだった言葉は、いつしかオンライン空間全体を覆う巨大なカルチャーへと発展。ドミンゴという固有の人物名から離れ、あらゆる動詞の語尾に「~ンゴ」を接合できる汎用性を獲得したことで、普遍的な表現としての地位を確立した。