TikTokやYouTubeのタイムラインを覗けば、数十万回再生を超える動画が連日トレンドを賑わせている。スマートフォンのカメラが高フレームレート化し、スーパースローモーション撮影が身近になったことが大きい。空中で回転するデッキのグラフィックや、ウィールがセクションに着地する金属音までが美しく可視化され、ひとつの映像作品として消費されているのだ。
このブームの根底には、ストリートカルチャーそのものの世界的な地位向上がある。オリンピック金メダリストの堀米雄斗による歴史的快挙は、日本国内におけるスケートボード観を劇的に変えた。かつてレジェンドのトニー・ホークがX Gamesの舞台で世界を驚かせたように、スケートボードは今やメインストリームのスポーツとして認知されている。その影響波が、そのままデスクの上のシーンにも直結している。