調理の現場において、このふたつの言葉は実用的なニュアンスの違いを持っている。一般的に「しそ」と表現する場合、細かく刻んでそうめんや冷奴に添える薬味としての役割や、梅干しを赤く染める赤紫蘇のイメージが強い。爽やかな風味で料理全体を引き締める名脇役だ。
対して「大葉」と呼ばれる場合は、葉の形をそのまま生かした食材としての側面が強調される。肉巻き天ぷらやつくねの包み焼き、あるいはサラダのメイン具材など、一枚の葉としての存在感を主役に据える調理法だ。用途に応じた言葉の選択が、レシピのイメージを直感的に伝えている。