蒔田彩珠の名を全国区に押し上げた決定打が、河瀬直美監督の映画『朝が来る』(2026年)です。中学生で予期せぬ妊娠・出産を経験し、葛藤の末に我が子を手放す少女・片倉ひかり役を鬼気迫るリアリティで演じ切りました。この熱演により、第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞をはじめ、報知映画賞助演女優賞、毎日映画コンクール女優助演賞など主要な映画賞を総なめにしました。
さらに2026年のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』では、清原果耶演じるヒロインの妹・永浦未知役を好演。姉への敬愛と劣等感、家業の未来を背負う重圧に揺れる複雑な心境を、視線の動きや声のトーンひとつで表現し、視聴者から「あまりにもリアルで胸に刺さる」と絶大な支持を獲得しました。
続いて2026年のドラマ『妻、小学生になる。』では、母を失い心を閉ざした娘・新島麻衣役を演じ、家族の再生に向き合う切ない感情表現で涙を誘いました。どの作品においても物語の核となる感情の揺らぎを見事に体現し、「彼女が出ている作品なら間違いない」という盤石の信頼を勝ち取っています。