嫌がらせに対抗する最大の武器は、言い逃れのできない客観的証拠だ。感情的な主張だけでは、企業側や労働委員会、裁判所を動かすことはできない。日常のあらゆるやり取りを「事実の記録」として蓄積する意識が欠かせない。
具体的には、日時、場所、発言者、具体的な発言内容や状況を克明に記した「業務日誌・メモ」を作成する。スマホの録音機能やボイスレコーダーによる音声データはきわめて強力な証拠となる。また、社内チャットやメールのスクリーンショット、医師による診断書(受診に至った経緯の記載含む)も決定的な意味を持つ。これらを時系列に整理しておくことが、次の法的アクションでの勝敗を分ける。