世界陸上の視聴率はなぜ低下?歴代推移と織田裕二卒業の衝撃真相

世界陸上の視聴率はなぜ低下?歴代推移と織田裕二卒業の衝撃真相

世界陸上の視聴率はなぜ低下?歴代推移と織田裕二卒業の衝撃真相についての最新情報をご紹介します。

「視聴率が下がったから世界陸上はオワコンだ」というネットニュースの見出しは、メディアリテラシーの観点から見れば大きな誤認を孕んでいます。ここに、一般には広く認知されていない2つの盲点があります。

第1の盲点は、ネット配信経由の視聴データが旧来の視聴率に一切加算されていない点です。現在、TBSの世界陸上中継はTVerでのリアルタイム配信やマルチアングル配信、U-NEXTによる全種目・フィールド競技の独占見放題配信など、デジタル空間で極めて分厚い展開を行っています。特に深夜帯に行われる種目では、スマートフォンやタブレットをベッドサイドに持ち込んで視聴するユーザーが激増しました。これらデジタルデバイス経由の再生回数は大会ごとに歴代最高を塗り替えており、「見ている人の母数」そのものは決して激減していません。

第2の盲点は、広告主(スポンサー)が求めるターゲット層との合致度です。世帯視聴率が高くても、その大半が購買意欲の低い層であればCM枠の価値は上がりません。世界陸上は若年層から現役ビジネスパーソン層(個人視聴率・コア層)の視聴シェアが高く、スポーツ関連メーカーや大手通信会社、自動車メーカーにとって依然として屈指のプレミアムコンテンツです。単一の世帯視聴率という物差しだけでイベントの価値を測る論調は、現在の放送ビジネスの実態と大きく乖離しています。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。