巷で囁かれる「食後にうつ伏せで寝ると太る」という噂は、単なる迷信ではなく生理学的な裏付けが存在します。食後に胃が押しつぶされると、前述の通り消化酵素の分泌や内臓の蠕動運動が著しく停滞し、深刻な消化不良に陥ります。
消化不良が起きると栄養素の分解・吸収サイクルが乱れ、体はエネルギーを効率よく消費できなくなります。さらに、胃腸に血液が滞留して全身の血流や基礎代謝が低下するため、摂取した糖質や脂質が消費されず、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されやすい体内環境が作られてしまうのです。「横になって休むこと」自体が悪なのではなく、「胃を押しつぶす姿勢で代謝を鈍らせること」が体重増加を招く真の要因といえます。