旅行の日程が事前に決まっている場合、最も確実で医学的に推奨されるアプローチが低用量ピル(中用量ピル含む)による生理日の計画的移動です。旅行期間中の出血そのものを回避できるため、同行者に気兼ねすることなく温泉を心行くまで楽しむことが可能になります。
生理日をずらすアプローチには「早める方法」と「遅らせる方法」の2パターンが存在します。
- 生理を早める場合:旅行予定日の前周期の月経開始から数日以内にピルの服用を開始します。旅行時にはすでに消退出血(生理)が終わっている状態を作るため、旅行当日に薬を飲み続ける必要がなく、副作用の心配もありません。旅行の1〜2ヶ月前には医療機関を受診する必要があります。
- 生理を遅らせる場合:旅行予定日の直前の生理開始後、排卵後から生理予定日の5〜7日前頃よりピルを内服し始め、旅行最終日まで飲み続けます。服用をやめると2〜3日で出血が始まります。直前の相談でも対応可能ですが、旅行中に吐き気やむくみなどのマイナートラブルが生じる可能性があります。
医療機関での低用量ピルの生理日移動処方は、近年オンライン診療の普及によって通院の手間なく受診できるようになりました。自由診療となるため費用は初診料・薬代を含めて3,000円〜7,000円程度が一般的です。余裕を持ったスケジュールで婦人科専門医に相談することが成功の要点となります。