日常的なホルモンバランスの乱れによる経血変化に対して過度に神経質になる必要はありませんが、身体が発する警告灯を見逃してはなりません。以下の婦人科受診の目安と危険サインを基準に、冷静に行動を選択してください。
【様子見でよいケース(生理的変化)】
- 生理の最初や終わりかけの2〜3日だけ茶色・黒っぽい経血が出る
- 生理痛が市販の鎮痛薬で十分にコントロールできている
- レバー状の塊が混ざっても1cm未満のごく少量で、すぐに治まる
【早急に婦人科を受診すべき危険サイン】
- 500円玉サイズ(直径2.5cm以上)の血の塊が1日に複数回排出される
- 昼用ナプキンが1時間持たずに溢れ出る状態が2時間以上続く
- 出血が8日以上止まらず、薄い出血や鮮血が持続している
- 日常生活に支障をきたす激しい下腹部痛や腰痛、めまい・動悸(貧血症状)を伴う
- 生理周期が24日以下、または39日以上と大きく乱れている
月経は女性の健康状態を映し出す精密なセンサーです。一人で不安を抱え込まず、変化が続く場合はためらわずに婦人科専門医の扉を叩くことが、将来の健康と妊孕性(妊娠するための力)を守る最大の防壁となります。