上武大学バスケ部の強さを支えているのは、全国各地の強豪校から集まるタフなメンバー陣です。登録ロスターの出身高校を紐解くと、ウインターカップやインターハイの常連校である明成(現・仙台大学附属明成)や能代科学技術、八王子学園八王子、前橋育英、市立船橋といった全国屈指の名門校から、地方大会でエースとして君臨したスコアラーまで幅広いタレントが集結しています。
ベンチを指揮する監督陣は、個人の派手なスキル以上に「ディフェンスの強度」「リバウンドへの執着心」「泥臭いルーズボール」を何よりも重んじるリアリズムの育成哲学を持っています。関東1部リーグに所属する大学のように、世代別日本代表や圧倒的なサイズを持つ留学生センターを大量に抱える環境ではないからこそ、5人全員が連動して足を動かし続けるチームディフェンスの徹底が不可欠となります。
この組織力を担保しているのが、毎年夏から秋にかけて行われるセレクションです。単にバスケットの技術を測るだけでなく、厳しい練習に耐えうるメンタルタフネスや、集団生活における協調性を厳格に見極めています。スカウト陣は地方大会にも頻繁に足を運び、数字に表れないハードワークができる選手を的確にピックアップしており、高校時代は無名に近かった選手が大学4年間で急成長を遂げるケースも珍しくありません。