近年の大相撲界において、満身創痍となりながら横綱の重責を背負い続けているのが照ノ富士です。序二段まで陥落したのちに奇跡の復活を果たし、第73代横綱へと登り詰めたドラマは多くの人々に感動を与えましたが、その代償として払った肉体へのダメージは想像を絶するものがあります。
照ノ富士の現在のコンディションを見ると、度重なる両膝の手術、糖尿病などの持病との闘いが続いており、本場所を15日間完走すること自体が極めて困難なハードルとなっています。過去の大横綱たちが直面してきた連続休場記録の推移と照らし合わせても、本場所を続けて全休・途中休場するペースは危険水域に突入していると言わざるを得ません。
土俵に上がれば圧倒的な怪力と巧みな技術で白星を重ねるものの、土俵外では歩行すらままならない日があるとも囁かれます。まさに己の寿命を削りながら土俵に上がり続ける姿に、関係者の間でも畏敬と悲痛が入り混じる複雑な空気が漂っています。